「日本人が知らない恐るべき真実」安部芳裕著 [本]
日本人が知らない恐るべき真実 〜マネーがわかれば世界がわかる〜(晋遊舎新書 001)
- 作者: 安部 芳裕
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2008/12/15
- メディア: 新書
p66
旧厚生省の初代年金課長、花澤武夫氏の驚くべき発言が収録されています。
「それで、いよいよこの法律ができるということになったとき、これは労働者年金保険法ですね。すぐに考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。これをどうするか。これを一番に考えましたね。(中略)年金を支給するには二十年かかるのだから、その間、何もしないで待っているという馬鹿馬鹿しいことを言っていたら間にあわない。(中略)年金保険の掛け金を直接もってきて運営すれば、年金をはらうのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまってもかまわない。使ってしまったら先行き困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。二十年先まで大事にもっていても貨幣価値が下がってしまう。だからどんどん活用したほうがいい。何しろ集まる金が雪だるまみたいにどんどん大きくなって、将来みんなに支払うときに金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。」
こんな意識で資金運用をしてきたのですから、帳簿上にお金はあるように見えても実際は相当な金額が焦げ付いていて回収不能になっているのではないでしょうか?
ちなみに、公務員の共済年金や国会議員の議員年金は一軒の記録ミスもなく、運用の方法も別口で堅実に行われています。
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うーむ、公務員はいいな。
2009-08-26 21:04
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