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「早稲田塾」の授業料。 [教育]

~今日の叫び~
新高校1年生のうちの息子に「早稲田塾」から、パンフレットが届きました。
とてもキレイなパンフレットです。

封筒の紙も高そうです。

封筒の表は、

日本の現役高校生に喝!
AO・推薦入試への誤解
おかげさまで3年連続第1位!!
CS(顧客満足度)ランキング
現役合格ひとすじ30年。
表現力は学力だ!
プレゼン・ディスカッション・論文など、オバマ力無くして社会には出られない!
などの言葉と、
電車の中でケータイに没頭している男子2人、女子2人の画像があります。

この4人の高校生の画像が意味しているものは何なんでしょう?
ほかの予備校だと、かわらしく笑っている女子高生の画像が多いのに。
封筒の4人の高校生は笑顔もなく、つまらなそうです。

封筒の裏は、

竹中平蔵氏の談話と写真、
早稲田塾の分析が「プレジデントファミリー」に掲載されたという宣伝、
早稲田塾の取り組みが「東大解剖」に紹介されたという宣伝、
があります。

中身は、

「AO・推薦入試の真実」、
「指定校制推薦攻略法ガイダンス」、
「AO診断」という題名の冊子3冊。

チラシ4枚。

そして、

「新高1生~早稲田塾の受講料について」というA3の両面印刷、中折の1枚!
こんなパンフレットを作るのだからさぞかし授業料は高いよな、と思ってみたところ、


入塾金         30,000円
総合指導費(年間) 48,000円
各種テスト費     42,000円

平常授業年間受講料
  1単位 224,000円
 2単位 302,000円
  3単位 380,000円
  4単位からはパケット制
        398,000円

上記以外に講習会の受講料もありますね。

年収500万円くらいのサラリーマンでは無理でしょう。

どんな生徒が通うのかしら?と合格体験記の出身高校を見てみると、
9割以上が私立です。
私立の学費+塾の授業料=年間200万くらいですか?

年収が2000万くらいあれば屁でもないのでしょうが。
こんなにお金をかけないと勉強ができるようにならないのでしょうか?

貧乏人の家庭では無理です。
でも、お金をかけなくても、工夫次第で、東大受かります。

なんか嫌なパンフレットでした。
すぐ燃やそう。

でもまだ送ってくるよな。

やめてくれよ。

洗脳され易い生徒たち。 [教育]

「うちの生徒は素直なんで、・・・・」という発言をよく聞きます。
予備校でも、高校でもです。

でも、素直というのはよいことなのでしょうか?
素直というのは、洗脳され易いということにならないでしょうか?

相手の言うことを鵜呑みにしてしまう。
危険ではないでしょうか?

私が教えている生徒も、90%が「素直」だと思います。
「ノートをとりなさい」と言えば、ノートをとります。
「赤で書きなさい」と言うと、赤で書きます。

人の言うことはよく聞きます。
でも、自ら何かを考えて、それを実行するということが苦手であるようです。

官僚にとっては、「素直」な人間が多ければ多いほどやり易いでしょう。

そういえば、私の卒業した小学校の校訓にも「・・・素直に・・・」となっていました。
お上にとっては「素直」な国民がやり易いですからな。

それにしても「素直」だよ。
バカみたいに「素直」だよ。

「こいつの言ってることは信用できん」という顔をしている生徒の数が減りましたな。


テレビと予備校の授業。 [教育]

テレビは、誰にでもわかるようにつくられています。
小さい子供から、お年寄りまで、誰が見てもわかるように。

誰にでもわかるように噛み砕いた説明がなされます。
画面の下にテロップも出ます。

考えなくても、わかります。
テレビを見ている間は、何も考えません。

テレビを見れば見るほど、考えることが苦手になります。

予備校の授業そうです。
どんな偏差値の生徒にもわかるように説明をします。

講師が、どんどん説明をします。
生徒に考える暇など与えません。

「わからない」生徒が出ると、自分の給料が減ります。
講師は「どんな生徒にもわかる」説明を考えます。

ま、これは仮説ですけれどね。

それにしても、最近のテレビのレベルといったらどうでしょう。
クイズ番組にしても、問題のレベルが低すぎませんか。

漢字の問題にしても、なんでそんな漢字書けないの、と思います。
それとも、台本に「間違えろ」と書いてあるのかしら。

日本人がどんどん馬鹿になっていきます。
官僚にとって、やりやすい世の中になってきています。

勉強をしなければいけません。



いまどきの予備校生。 [教育]

「学力低下は錯覚である」神永正博著
p4~
いまどきの大学生

 できる学生とできない学生の二極化が進行し、できない学生の定期試験の答案は、年を追うごとにすきまだらけになっている。試験直前の講義で本番と同様の練習問題を与え、徹底的な演習を行ったにもかかわらず、白紙の答案がじわじわ増加している。もはや、採点をしながら、「こんな勘違いをして」とか「ひどい計算違いだ」などと文句をいえる答案はよい方である。そうした答案には、なんらかの「思考の痕跡」があるからだ。白紙の答案には、ただ、唖然とするほかな。講義にきちんと出席し、ノートをとっている学生の答案がほとんど白紙だったときには悲しい気持ちになった。じわじわ増える白紙の答案には、底知れぬ恐怖を感じた、一体、この国で何が起きているのだろうか。

著者の神永氏は東北学院大学の准教授でいらっしゃる。
そこの学生の惨状です。

いまどきの予備校生(浪人生基礎クラス)から推してしるべしの内容です。
ノートをとるのが面倒くさいようです。
自分の頭でものを考えるのが苦手です。
答えは好きですが、解き方は嫌いなようです。
辛いことから逃げます。
できないのは、~が悪いから、とできない理由を転嫁してしまいます。
新しいやり方が嫌い。
今までどおりでいい。

あー、日本沈没。

髪の毛をいじる女生徒。 [教育]

浪人生のクラスです。
基礎クラスです。

基礎クラスの教室は、前の席が空きます。
基礎クラスの生徒は、前に座りません。

基礎クラスの生徒の教室は後ろが混んでいます。
そんな教室に入ったとたんやる気がうせます。

頼むから、前に座ってくれよといっても、あまり変化はありません。
授業中、指名しようとすると目線をそらします。

こんなこともうしたくねえ、と思ってもお金のためです。
仕方ありません。

基礎クラスの女生徒は、髪の毛をいじくるヤツが10人中1人はいます。
あんなことして何が面白いの?

それにしても、下のクラスは知識のインプット量が少ない。
やればやるほど、彼らは何も知りません。

そんな奴らでも、一年後には「大学生」になっているというのが今の日本の怖いところでしょう。
基礎クラスの生徒の70%は、下流まっしぐらでしょう。

基礎クラスの生徒は「貧困ビジネス」のターゲットでしょう。
賢い人間から食い物にされて、損をするでしょう。

いや、予備校に通う今ですら、彼ら「頭の貧困層」は損をしています。
なぜって、頭のいいヤツの授業料は、彼ら頭の悪いヤツが払っていることになるのです。

頭の悪いヤツは面倒くさがり屋です。
勉強は面倒くさいことをするわけですから、彼らには向いていません。

いったいいつから、大学受験予備校でこんな易しいことを教え始めたのでしょうか?
中学受験予備校でやっていることの方が数倍難しく、知的好奇心をかきたてます。

予備校の基礎クラスの生徒は、知的好奇心がありません。
笑いませんし、怒りもしません。

なんで、大学行きたいんだろう?
勉強嫌いなくせに。

つまんなそうな顔して、授業受けてんじゃねえよっ。
すこしは、予習復習しろよ。
この怠け者っ。

あー、なんか今日はムカついた。
こんな仕事の仕方をしている、自分にも腹が立つ。


双曲割引な生徒。 [教育]

双曲割引とは。
「目先の短期的な誘惑に弱く将来のことは逆に割り引いて考えてしまいがち、という人間の行動を表したもの。」
―ビジネス頭を創る7つのフレームワーク 勝間和代―


浪人生の私大文系の下のクラスによく見られる現象です。
受験科目をどんどん削ります。
2科目、1科目で受験できる「大学」に的を絞ります。

この時期から絞ってしまいます。
2科目、1科目でも受験できる大学ってどんな大学でしょう?
将来のことを考えたら、そんな大学に行きたくないでしょ。

その大学を卒業して、どんな会社に就職するのか?
その大学の卒業生と、難関大学の卒業生の年収を比べると、どのくらい差があるでしょうか?
でも、目先の短期的な誘惑に負けて、受験科目を減らして、ラクに受かる大学に進みます。

たかが、大学受験の勉強もうまくこなせないような情報処理能力では、先が思いやられます。
でも、将来のことは考えません。
とりあえず受かればよいのでしょう。

そんなやる気のない「学生」が8割でしょうか?
しかし、残りの2割は将来のこともちゃんと考えて、自分を磨いています。
どんどんどんどん加速度がついて、差がつきます。

それにしても、なんであんなにやる気がないのだろう?
何を目指して生きているんだろう?
生徒の考えを知るのは、ミミズの考えを知るよりも厄介です

はやく気づけばいいのに。


勉強とスポーツは比例?(朝日新聞) [教育]

専門家には、いくつかの仮説がある。子供の生活状況を長く調査してきた小沢治夫・東海大学教授(発育発達学)は「日常的に体を動かしていれば、早寝早起きといった生活習慣が身につきやすい。そういう子供は体の調子がよく、頑張れる、それが学習にもつながる」と分析する。~

~だだ、見解が統一されているわけではない。西島央・首都大学東京准教授(教育社会学)は「親の年収によって、勉強やスポーツも含めた習い事への投資額が違うという調査結果がある。家庭環境の影響がそれぞれに現れていると見ることもできる」と慎重な見方に立つ。

親の年収が、子供に与える影響は大であるに決まっています。
貧乏人の子供が小さい時からテニスやゴルフを習えますか?
習える可能性は少ないでしょう。
テニスやゴルフの有名選手で幼いころ極貧生活を送っていた、なんていう方はいるのでしょうか?
ボクシングの有名選手で幼いころ極貧生活を送っていた方は枚挙に暇がありません。
ボクシングは貧乏人のスポーツですから。

「専門家」か?
何が「専門家」だよ。
親の収入が少なかったら、スポーツどころじゃないだろ。
毎日食うので精いっぱい。
食うものだって、安いものばかりだから体に悪い。

親の年収だよ。
子供は親を選べねえんだよな~。
生まれた時から「格差」があるんだよ。

久しぶりに実家に行きました。
おやじは、鼻毛が出放題でした。
もちろん白髪の鼻毛です。
白痴の弟は寝たきりです。
やはりテレビばかり見ています。
「学」がないので、老後にやることがないのです。
話題と言えば、病気の話です。

自分の老後はこうはなるまいと思います。
こんな親ですが、感謝しています。
その感謝の気持ちを言葉にして表すことができないのですが。

もうあと何年も生きていないでしょう。
でも、死ぬ前にいい目を見させてやると何度思ったかしれません。
現実になっていなく、申し訳ない。
実家に行けば、いつも食料をくれます。
ありがたいです。
私の仕事のことをいつも心配しています。
今日も聞かれました。
「仕事あるか?」と。

現実、つまり毎日引き籠り状態、を知ったらどうでしょう。
ショックでしょう。
だから言いました。
「毎日忙しい」と。
いや、忙しいというのは嘘ではありません。
でも、予備校の仕事が忙しいわけではありませんが。

実家に行っても父とはあまり話しませんね。
昔からそうでした。
進学にしても、就職にしても、結婚にしても、父とは相談しませんでした。
母には事前にそれらのことについて話しはした覚えはあります。
父も自分から進学就職について私に話しかけるということをしませんでした。
話しをしても、私がつれない反応をしていたからでしょうか?
何かを、父に相談した記憶はありません。
だから、今も相談しません。
相談しても、たまげるだけでしょうから。

父は何が生きがいだったのでしょうか?
現役のころは白痴の二男に苦しみ、
老後は白痴の二男に加え自らの病気にくるしみ、
おまけに長男はこのテイタラクです。
これでいいわけはありません。

老い先短い両親のためにも死ぬ気でやらねばならない。

「本当に強い塾・予備校」週刊東洋経済 [教育]

東洋経済が「本当に強い塾・予備校」を特集していました。
東洋経済とどっかの塾・予備校とが手を組んで、素人を洗脳するような内容なのでしょうね。この特集を参考にして塾・予備校を選ばない方がよいと思います。

どんな塾・予備校に行ったって、自分で考える子はできるようになります。
塾・予備校・講師の言うことを鵜呑みにして自分で考えることをしない子はできるようになりません。
自力本願な子が第一志望に合格しますし、その後も期待できます。

塾、予備校の下見に行ってご自分の目で確かめてください。
そこで働いている職員の服装は、高価なものか?
そこで働いている職員の靴は、高価なものか?
そこで教えている講師は清潔な身なりをしているか?
この業界はすでに斜陽産業になって久しいですから、ある予備校なんか職員にまともな給料を払っていません。
職員はよれよれのスーツに、底のすり減った靴を履いています。
職員に充分な収入がなければ、働く意欲も失せます。
キレイなポスター、キレイなパンフレットを作る金があるのなら職員の給料を上げなよ。
ボーナスもないそうです。

週刊東洋経済なんかを購読している家庭は収入が多いはず。
そうするとそーいう家庭の子どもはだいたい成績がよい。
で、偏差値の高い学校に通っている。
その子が高校生なら、間違いなく「特待生」として無料で授業を受けることができる。
いくつかの予備校に登録しておいて、教科ごとに使い分けている。
「ここの予備校は英語がいいが、数学に良い講師がいない。
こっちの予備校は数学はいいが、英語がしょぼい。」とかね。

元予備校講師の私が言うんだから、ここに書いたことは本当ですよ。

では、御機嫌よう。


「今こそ別れめ」の「め」って、何? [教育]

卒業式のシーズンですね。
「仰げば尊し」は今歌うのでせうか?

その「仰げば尊し」に「今こそ分かれめ」という部分があります。
この「別れめ」を「分かれ目」だと思って歌っていました。

実はこの「め」は意志の助動詞「む」の已然形ですね。
そうと知ったのは高校生の頃でした。
「こそ~め」で係り結びですね。
だから「今別れよう」という意味になります。

ちゃんと意味がわかって歌っている人はどれくらいいるのでしょうか?
いや、それとも、こんな基本的なことに気付いて喜んでいた高校生は私だけだったのでせうか?

ま、実は私は「台風一過」も「台風一家」だと、思っていました。

では、御機嫌よう。

気の毒な生徒。 [教育]

私が勤務している都内某私立高校の話です。
「こんなにできないとはあきれる」と言って、50代の専任教員が頭を抱えています。
どうやら担当するクラスで実施したテストの結果が予想外に低かったようです。
4月から約10カ月の間、この専任は何をしていたのでしょうか?
いやいや、この「ベテラン」は教える技術があるのでしょうか?
教材研究よりネットサーフィンが好き、という感じの方です。
教え方に工夫などはないでしょう。
つまらない、意味の含有量が少ない、退屈極まりない授業なのでしょう。
できないのを生徒のデキの所為にするのって汚くないですか?
お前の教え方が悪いんだろう。
あきれるのはお前の教務力の無さだよっ。

もう一人、こいつは非常勤なのですが、レベルは教育実習生以下でしょう。
まず、学力がない。
次に、指導力がない。
さらに、人間的に未熟、です。
教科書の「古文」を写して、それを品詞分解しちゃったりして、そのノートを見つつ板書でもしているのでしょう。
あのね、先生が予習で教科書をノートに写すなんて恥ずかしいでしょ。
さらに、そのノート見て板書するなんて最低。
何かを見て板書するなんて実力がない証拠です。
何も見ないで、板書。
教室には手ぶらで行って、何も見ないで板書して、説明してごらんよ。
すこしは生徒にすごいって思われるよ。
生徒に「あいつすげー」って思われるような人じゃないとだめだよ。

このような「先生」たちに教わる生徒が気の毒でなりません。
時間の無駄です。
優秀な先生、本物の先生に習えば、自発的な勉強ができるはずです。
ニセモノが多すぎるんですね、学校には。