こんな保険を勧められました。

こんな保険を勧められました。
２倍型終身保険「新ながいきくん（ばらんす型２倍）」
という生命保険です。
商品の特長として次のようなことがパンフレットに書いてあります。

被保険者が死亡された場合に死亡保険金をお支払いします。
保険料払込期間満了後は、ご契約時の基本保険金額（基準保険金額）の５０％に相当する額の死亡保険金をお支払いいたします。

この特長（「特長」とはそのものを特徴づける長所という意味です。）なのですが、つまりこーいうことです。
死亡保険金５００万円の「新ながいきくん」に現在４０歳の男性が加入したとします。
今から２０年間毎月約2万くらいの保険料を払うことになります。
６０歳までに約５００万円払うことになります。
この男性が６０歳前に死ねば、５００万円もらえます。
しかし、この男性が６０歳過ぎても「ながいき」していると２５０万円（保険金額の５０％）しかもらえません。

６０歳前に死ねば、男性（男性の妻などですね）がトクをします。
５００万払っていなくても５００万円もらえますからね。
保険会社は損をします。
しかし、男性が６０歳過ぎまで生きて「ながいき」して死亡すると、男性（の妻）は２５０万しかもらえません。
コツコツと、２０年かて５００万払ったのに、半分しかもらえないのです。
保険会社はトクをします。

６０歳前に死ぬ確率は低いですよね。
長生き確率表↓
http://tknottet.sakura.ne.jp/pension/LivingProb.php?AGE=40&SEX=M&Calc=%8D%C4%8Cv%8EZ
によると４０歳の男性が６０歳まで生きる確率は９２．４％です。
４０歳の男性が１０人いたら、１０人とも６０歳まで生きている可能性が大です。

６０歳まで、毎月毎月２万円払ってください。
６０歳前にもし死んでしまったら、５００万円さしあげます。
でも６０歳を過ぎても「ながいき」したら、死んだ時に２５０万円しかさしあげません。
２５０万円はこちらでいただきます。

上記のように理解しました。
これでよいのでしょうか？

上記のように説明されたら、加入するでしょうか？
私だったら、しません。
だって５００万が２５０万になってしまうのですから。

保険のパンフレットを見ると、当たり前ですが、良いことしか書いてありません。
保険は「もしも」の時に備えるものなので、支払った保険料が戻ってこないのを不満に思う私は筋違いかもしれませんが、もうすこし損をしない保険に加入しようと思っています。

保険はやはり「不幸の宝くじ」ですね。
アクチュアリーは大変優秀な人ですから会社が損する確率は低いわけです。
保険は助け合いの精神から生まれたもののはずですが、現実はそうではないようです。

やはり無知は損をしますね。

死んだ時に気がつく。
５００万円払ったのに、２５０万しかもらえないなんて。
「約款にはこう書いてありますので、、、、」