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この学参に勝てますか? [学参]

本屋に行きました。
新しい学参が雨後のたけのこのように出ていました。
30年後まで、本屋に並べられている学参はどれだろうか?
90%は、消えているでしょう。

今日の読売新聞にこんな記事が載っていました。

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新釈現代文  高田瑞穂著
 
 参考書マニアだった。英語なら『和文英訳の修業』や『新々英文解釈研究』、古典なら『古文研究法』、現代文なら本書(新釈現代文)・・・定評ある参考書を買いあさった。
(略) 
 あれから30余年。文庫で復刊された本書を再び手にした。受験のためという制約がないせいか、実に面白く、一気読みした。最近の参考書は、解法のテクニックばかり洗練され、わかりやすいことこの上ないが、本書は、とてもこわもてである。<現代文がわからないという場合の多くは、実はあなたがたの問題意識が極めて希薄>だからと断言し、そういう人は<無理をして、自分の精神年齢をひきあげなくてはなりません>という。そして41の例題を通して、「人間主義・合理主義・人格主義」の大切さを啓蒙する。
(略)
 近代的思考のための良き入門書だ。

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30年も生きている学参。
すばらしい。
しかし、今の受験生に「新釈現代文」が読めるだろうか?
「新釈現代文」が読めるようなら、大学受験の現代文は大丈夫だろう。

昔の参考書は、受験生に媚を売らないところがよかった。
今のはどうだろう。
親切すぎないだろうか?