私は、しらみです。

≪そうだよ、おれはたしかにしらみだ≫　「罪と罰」

母親の簡易保険が満期を迎えました。
その保険金の半分を借ります。
そうしないと、税金も払えないのです。
親の保険金をあてにしている私はしらみです。

非常勤をしている高校の生徒から、「バレーボール大会を見に来ないの？」と言われました。
バレーボール大会は、放課後に実施されているようです。
授業以外の生徒の様子も、教師としては見ておかなくてはいけないでしょう。
「バレーボール大会見に来ないの？」と言ってくれた生徒は、しらみの私がバレーボール大会を見ることを希望しているのでしょうか？
もしそうだとしたらありがたいことです。
生徒の前では偉そうなことを言っていますが、親の保険金を融通してもらわないと税金も払えない為体です。

父の入院、父の介護、、、、母は頑張っています。
そんな母に私は酷いことを言ってきました。
なのに、お金を貸してくれる母。
母だってお金に余裕があるわけではありません。

俺はほんとうにしらみだと思います。
滓、しらみ、ウジ虫、蛞蝓、、、、、。

毎日毎日泣きそうです。
楽しいことはありません。