グループホーム五日目

障害福祉サービス受給者証を本人に渡した。
本人からグループホームのお世話人に渡すことにした。

今日は内科（糖尿・リウマチ）の通院。
支援者も来て下さった。
この支援者のおかげでグループホームに入ることができた。

「今が人生で一番楽しい」と本人が言った。
ウソのようだ。

二日目の朝に自宅に戻ってくるのでは？と私も母も思っていたのに。

グループホームからの帰り際、内科の薬代がいくらくらいか？母に電話した。
処方箋を出す薬局のことで、弟と母親の話が食い違う。
怒り出す弟。
私はそれをうまくなだめる。

グループホームから自宅に戻る。
いつも開けっ放しのアルミサッシに鍵がかけられて、人の気配もしない。
おかしいな、買い物？
それとも、死んだ？

３０秒ほどすると、鍵をあける母。

「●●●が怒って帰ってくるかもしれないと思って鍵をしめたんだよ」
そんなに怖い思いをしていたんだ。

それは育て方がいけなかった。

母は我慢だけはできる人。
努力の方向を間違えた人生だった。

でも人生の最後は幸せになってください。
好きなことをしてください。

もう●●●は戻ってこないよ（来ないでほしい）
好きなことしてよ。