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『ジャンクフードを食べ続けて肥満になる貧困層』 [本]

 日本では所得格差の問題が深刻化しています。たとえば、総務省の『就業構造基本調査』によると、2007年に年収が200万円に届かなかった人達(ワーキングプア)の数は1308万人にのぼり。5年前(2002年)に比べて約86万人の増加となりました。就業可能人口に占めるワーキングプア人口の比率も2002年の11.2%から2007年には11.9%へと上昇しています。
 このように社会全体に占める低所得層の割合が高まると、消費にどのような変化が出てくるのでしょうか。
 大きな流れとしては、「低価格志向」が強まって、品質が良くて値段の高い商品やサービスが売れなくなり、その代わりに値段の安い商品やサービスが売れるようになります。
 ただし、「安さ」だけを追求した買い物をしていると、「安物買い銭失い」になってしまうかもしれません。
(略)
 最初に食品の問題について考えてみましょう。食生活においても「安さ」だけを重視するのは、非常に危険です。
 たとえば米国では、貧困層の家庭が、毎日のように値段の安いジャンクフードを食べています。ジャンクフードは、栄養価はあまりないのですが、カロリーだけはものすごい量で含まれています。その結果、貧困層の家庭では、肥満が蔓延するようになったのです。肥満は豊かな食生活を送っている高所得者層に限られた問題と思われがちですが、実はジャンクフードばかり食べている低所得層のほうが肥満になりやすいのです。
 ジャンクフードを食べ続けて肥満になると、その後に糖尿病などを引き起こすことにもなります。しかも、貧困層の家庭は十分な医療費を支払うことができないので、糖尿病になっても治療することができず、症状がどんどん悪化することになります。

「貧困ビジネス」門倉貴史著 

貧困層は安いものしか食えません。
安いものが身体に悪いとか、将来病気になるかもしれないなんていうことは考えません。
貧困層は考えるのが苦手ですから。

もし、そのような知識があっても「双曲割引」で、食欲を満たすことを優先してしまうでしょう。

最近、我が家で買う食パンは、一斤98円のサービス品です。
給料が、多かったときは、ちゃんとしたパン屋の一斤300円くらいのパンでした。
給料が減ったのでしかたがありません。
こんな安いパン食べていて将来、病気にならないかしら?
でも、「双曲割引」で98円パンを買ってしまいます。
肉も豚コマばかりを食っています。

あと2日で給料日です。
やっとまともな給料が入りますが、税金やローンや子供の教育費で「あっ」と言う間になくなるでしょう。

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