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「頭がよくなる思考術」白鳥春彦 [本]

Ⅰ「答えを出せる」頭をつくる
書いて考えよ
2言葉の意味を正確に知れ
3言葉を正確に理解せよ
4自分の考えを批判せよ
5好き嫌いと感情を排除せよ
6答えは人それぞれ違うと心得よ
7動きながら考えよ
損得のハカリを捨てよ
視野の狭さを自覚せよ
10脳に勝手にかんがえさせよ
11「なぜ、どうして」と問え
12考えを率直に話せ
13人間らしく考えよ
14知識を増やせ
15お互いの知識を組み合わせよ
16自分の頭を使え

Ⅱ「迷わない」頭をつくる
17「他人」の思惑を気にするな
18言葉に惑わされるな
19心配は悪と心得よ
20才能の有無を考えるな
21愚痴をこぼすな
22自分を隣から眺めてみよ
23「心から」の視点で考えよ
24俯瞰する目を持て
25結果と報酬を目的とするな
26心に触れるものに価値を置け
27迷いや停滞を歓迎せよ
28偶然の一手にゆだねよ
29古典に知恵を求めよ
30半端な知恵をもとに考えるな
31真理と呼ばれるものを鵜呑みにするな

Ⅲ「楽しく生きる」頭をつくる
32心の持ち方を変えよ
33人生を塗る色を自分で選べ
34問題の中に教えを見出せ
35仕事を喜びにせよ
36雑用を丁寧に行え
37仕事に熱くかかわれ
38やさしさを持て
39謎を謎として受け入れよ
40果てのない欲望から離れよ
41「幸せ」ではなく「満足」を求めよ
42自分のしたいことをせよ

Ⅳ「クリア」な頭をつくる
43「絶対安静時間」を持て
44脳に休息を与えよ
45自分の感情に酔うな
46感情を自分自身と取り違えるな
Ⅴ「創造する」頭をつくる
47「あたりまえ」を疑え
48心を「出世」させよ
49行動を解放して創造性を呼び起こせ
50創造の時間を大切にせよ
51時間を「深く」せよ
52自分を新しくするための知識を増やせ
53頭のカタサを克服せよ
54活発な意見の応酬をせよ
55わからないことから逃げるな

楽しい仕事 明日からやる気がわき出る心理学 神田昌典ほか [本]

自分のしていることが好きでない限り、本当の成功は望めない。
(デール・カーネギー)
はじめは難しいことでも、続けていけば簡単になります。
(ヘレン・ケラー)

「リスクを取らなかったリスク」を考えてみてほしい。

三年後も今の会社にいるという確証をもてますか。

「行列を見るとつい並んでしまう」三つの心理要因
●行列のサクラ効果 列に並んでいる人がサクラ効果を生み出して、周りの人に同調行動を起こさせる。
●行列のメッセージ性 行列は「何かいいことがありそうだ」という期待を人々の心の中に生み出す。また限定販売などと稀少性を訴えられると「千載一遇、この機を逃してはならじ」と、行列の魅力が一層強まる。
●盗み聞き効果 盗み出した話には妙に説得力があるところから、社会心理学ではこれを盗み聞き効果というが、店の前で三、四人の女性が「ここのパティシェ(洋菓子職人)はフランス人で、フレジェは絶品よ」などと言うのを盗み聞きすると、妙に胸がときめいて、つい並んでしまうのである。

客への「貸し」が販売増進に役立つのは日本だけに限ったことではない。

あいづちを増やすと相手の会話量が多くなる。
会話の中で、あいづちやうなずきを多くすると、相手の発言時間が47%~67%も増加したという研究がある。また、会話中に、「ええ」「はい」「なるほど」といったあいづちをたくさん使う人ほど、好意的に評価されることもわかっている。

「沈黙は金、雄弁は銀」~イギリスの思想家にして歴史家であるトーマス・カーライルの言葉である。

この比喩すごい!「砂の女」安部公房 [本]

「砂の女」安部公房
p21
携帯ラジオのように、幅のない声だ。
p45
小さいと思って何気なく踏みつけた、蛇のしっぽが意外に大きく、気がつくと、相手の頭が自分の後ろにあったというような、とまどいだ。
p67
やはり女は答えない。水に沈む石の速さで、またあの受身な沈黙に戻ってしまったのだ。
p72
鍋の煮物が、呟くような音をたてはじめ、
p73
眼の中に閉じ込められてしまったような、単調な生活・・・
p74
頬の肉が、奥歯のあいだにくいこむほど、力いっぱい吸ってみても、
p75
内心じゃ、腐った玉ねぎを噛んだくらいの気持ちでいるくせに!
p76
賽の河原の石積みたいなまねをしたって、仕方がないだろうってことですよ。
p77
踵から融けていくような気がした。
p81
ゴムのように響きのない、鈍い物音が、ぐにゃりと彼の胸板にのしかかってきた。
p87
・・・じっさい、教師くらい妬みの虫にとりつかれた存在も珍しい・・・生徒たちは、年々、川の水のように自分たちを乗り越え、流れ去って行くのに、その流れの底で、教師だけが、深く埋もれた石のように、いつも取り残されていなければならないのだ。希望は他人に語るものであっても、自分で夢みるものではない。
p108
疲労で腐りかけた満員電車・・・
p108
他人の太陽にたいする、いじらしいほどのあせりと妬み・・・
p136
文明の高さは、皮膚の清潔度に比例しているという。
p137
逃げ道だと思って、身をおどらせた柵の隙間が、実は檻の入り口にすぎないことに、やっと気づいた獣・・・
p144
鼠の脳みそほどもありはしない。
p159
けいれん・・・同じことの繰り返し・・・いつも、別のことを夢見ながら、身を投げ入れる相もかわらぬ反復・・・食うこと、歩くこと、寝ること、しゃっくりすること、わめくこと、交わること・・・
p161
大便が便器の上まであふれた共同便所と、
p161
キリギリスのような顔でにらんで、駆け去った。
p167
背筋に定規をあてがったような声色で、
p173
声色が、のしいかの繊維のように、ぼろぼろになってしまっている。
p174
筋肉の隙間に、石膏を流し込まれたら、おそらくこんな気分になるにちがいない。
p175
内臓が、汚物処理場のように、泡をたてている・・・
p189
可能性は反復に正比例するという確率の法則に、嘘はなかったらしい。
p196
恐ろしいほど完全な反復・・・
p199
それにしても、動物のすみかというのは、どうしてこう嫌な臭いがするのだろう?・・・花のような匂いの動物がいたって、一向に差し支えないと思うのだが・・・
p200
誰だったか、自分の耳垢の味ほどうまいものはない、本場もののチーズ以上だなどと言っていたやつがいたっけ・・・それほどではないにしても、腐った虫歯の臭いなどには、たしかにいくら嗅いでもあきないこ惑的なものがある・・・
p231
互いに傷口を舐め合うのもいだろう。しかし、永久になおらない傷を、永久に舐めあっていたら、しまいに舌が摩滅してしまいはしないだろうか?
p231
しかし、あの生活や、この生活があって、向こうの方が、ちょっぴりましに見えたりする・・・このまま暮らしていって、それで何うなるんだと思うのが、一番たまらないんだな・・・どの生活だろうと、そんなこと、分かりっこないにきまっているんだけどね・・・

このほかにも、見事な比喩があります。
「文体の特徴は、比喩の豊富さと正確さであろう」とドナルド・キーン氏も新潮文庫の解説で述べられています。

金融広告の騙しのテクニックを見破る方法!「金融広告を読め」 [本]

「金融広告を読め」 吉本佳生著

p6 
きちんと勉強をしていない相手は騙す一方で、いろいろと勉強している相手には、それなりのサービスをするという商売のやり方は、どんな商売にもよくみられるものだからです。

p7
筆者は、銀行や証券会社や保険会社などの金融機関は、歓楽街にある、”風俗産業”と同じような商売のやり方をしていると思っておけば、おおむね正しいイメージでつきあうことができる、と考えています。

p8 
ふつうの人間にとって、カネと異性に対する欲望は、判断力を狂わせる魔力を持ちます。そのため、銀行や証券会社や保険会社も、風俗店も、「欲望が判断を狂わせる」という点をうまくついて商売を行えば、ビジネスに成功することができます。

p9
最近の金融広告の多くは、大変に工夫を凝らしていて、客をひきつけるためのいろいろなトリックが盛り込まれています。

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無知は損!


「思考の整理学」戸山滋比古著 [本]

p18
それに比べると今の学校は、教える側が積極的でありすぎる。親切でありすぎる。何が何でも教えてしまおうとする。それが見えているだけに、学習者は、ただじっとして口さえあけていれば、ほしいものを口へ運んでもらえるといった依存心を育てる。学校が熱心になればなるほど、また、知識を与えるのに有能であればあるほど、学習者を受身にする。本当の教育には失敗するという皮肉なことになる。

しかし、漢文の素読では、意味を教えないのが普通で、だからこそ、素読というわけである。いくらこどもでも、ことばである以上どういうことか、意味が気にならないわけがない。しかし、教えてもらえないものだから、しかたがない。我慢する。その間に、早く意味もわかるようになりたいと思う心がつのる。教えないことが、かえっていい教育になっているのである

p22
人間はいつからこんなに行性をつよめたのであろうか。もちろん昼間働くのが常態であるが、こと、知的活動になると、夜と決めてしまう。燈火親しむの候、などということばは電灯などのない昔から、読書は夜するものという考えがあったことを示している。

考えることと、考えることとは、同じ人間でも、かなり違っているのではないか、ということを何年か前に気づいた。

p24
の仕事が自然なのである。朝飯前の仕事こそ、本道をいくもので、夜、灯をつけてする仕事は自然に逆らっているのである。

p27
だとすると、寝て疲れをとったあと、腹になにも入っていない、のうちが最高の時間であることは容易に理解される。いかにして、朝飯前の時間を長くするか。


「弾言」小飼弾。 [本]

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p13~
暮らしがキツいのは、モノ扱いされているから
日本のGDPは世界第2位であり、世界有数の経済大国である。しかし、働く人々の多くが、その豊かさを実感できていない。
最初に注意しなければならないことがあります。時給いくらで計算されるというのは、「ヒト」ではなく「モノ」だということです。~!時間あたりいくらの仕事は、「モノ」的な仕事である

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授業だけしている三流予備校講師は「モノ」ということになります。
時間の切り売りではなく、人生の切り売りです。
せめて参考書でも出していればと思うのですが、一冊も出していません。
どうやれば出せるのですか。
出版社の方とお知り合いにならなければだめなのでしょうか?

今朝、同じマンションに住む私と同年代の方がベンツで出勤していきました。
車には興味がないので種類まではわかりませんが、高そうなベンツでした。
私は自転車で郵便局へ。
ヤフオクで売れた商品を定形外郵便で発送するために雨のなか傘を差して行きました。

ここ4年ほど、講習会はコマが大変すくないのです。
確か7週間ほどあるのですが、そのうちの2週しか授業がありません。
しかも、その2週もたったの2コマですから、収入が激減です。

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p18
カネ以上に時間を節約すべし
給料が安いと生活が苦しく、貯金もできない。そこにまた安い仕事を追加して、さらに忙しくなって生活も苦しい・・・・という悪循環に陥りがちだ。この悪循環からどう抜け出すか。

実は、誰にでも節約できるものがあります。それは「時間」です。ワーキングプアといわれる人達は、8時間の労働では十分なお金を得ることができずに、仕事をどんどん追加していきます。要するに、自分の時間を安売りしているんですよ。一番貴重なリソースなのに。時間を取り戻すことは神でも不可能です。

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今、予備校講師の時給は安いのではないでしょうか?
仕事が無い予備校講師が多いですから、予備校側はそんな事情を十分知っていますので安い時給でこき使います。
Yゼミ以外にどこかの予備校、または高校の非常勤講師という収入源も考えられます。
しかし、私はどちらも選択しませんでした。

それは、
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p18
!考えるための時間を確保せよ

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ということのためです。

まだ結果は出ていませんが。

子や妻のため、そして年老いた両親のため、このまま終わるわけには参りません。

今日は、これから昼飯を食います。
ご飯とソーセージ2本と目玉焼きです。
その後、中央三井信託銀行に行き、満期になった「貸付信託」の元金と利息を受け取りに行きます。
ずっと継続していたのですが、生活費が足りませんので、自動継続はしません。
ここ4年で、生命保険や定期預金の解約を4回ほどしています。
そろそろ蓄えも底をついてきました。
しかし、出費はどんどん増えていきます。
バランスシートはとんでもないことになっているはずです。
怖くてバランスシートを作るのを躊躇ってきました。
しかしもうバランスシートを作って「カネ」について、考えなければいけません。
それにしても辛いです。
ほんと、こんな状況で「明るく」授業なんてできないよ。
「授業してすいません。」


「弾言」その2。 [本]

p112

健康状態、普段の食事、持っているスキル、人間関係など、自分について思いつくことを書き出せ

・年収
・資産
・負債
・友人の数
・コミニュケーション能力
・健康
・体力
・容姿
・モテ度
・仕事をしている時間
・余暇の時間
・勉強時間
・睡眠時間
・読書量
・テレビを見ている時間
・ネットサーフィンしている時間
・持っているスキル、資格
・好きなジャンル/嫌いなジャンル
・得意分野/苦手分野
・語学力
・食事の回数、献立
・好きな/嫌いな食べ物

       ・
       ・
       ・


「ザ・コピーライティング」ジョン・ケープルズ  [本]

p63
効果的な見出し3パターン
―得になること、新情報、好奇心
p72
見出し成功例10本
1.どうやってわざとバカなマネをしてトップセールスマンになったか
2.この絵のどこが変でしょうか?
3.こうして私は一晩で記憶力をアップしました
4.私に5日ください。魅力的な性格に変えてみせます―無料でお試しください
5.お知らせ 新講座開講、今後5年以内に独立したい方へ
6.難聴の方々がささやき声まで聞こえるようになります
7.求む―高報酬で、不動産スペシャリストとして働きませんか
8.お知らせします、在宅ワークで稼ぐ新しい仕組み
9.「エール大学に行く暇がなかった、自宅が大学代わりだったから」と、有名作家
10.賭けたのは切手代 2年後に3万5,480ドル儲けました
p84
見出しを書く5つのルール
1「得になる」ものを必ず盛り込むこと
2「新情報」
3「好奇心」を刺激するだけで終わらせないようにする
4明るい面、プラス面から見て書くこと
5手っ取り早く簡単に、ほしいものが手にはいる方法があることを見出しでしらせる
6信頼できる内容にすること

以下省略

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ネットに出ている広告は、すべてこの本を参考にしているのではないか?
と思わずにはいられません。
ということは、この本に書いていないような「コピー」を考え出さなければいけないのではないでしょうか?

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昨日解約手続きをした貸付信託の元金が指定の口座に振り込まれたのを確認して細君が言いました。
「これで、今月分の月謝が払える。」
自転車操業なのです。
今月はしのげましたが、来月はどうなる?
来年は?
2年後は?

三井信託銀行は、資産家らしいお年よりが多いですね。
私以外に10人ほどお客さんがいましたが、私以外は皆さん60代らしいお方でした。
もっとも平日ですから、まともな社会人は仕事がありますからね。
そんな時間帯に銀行にいけるのは、仕事のない予備校講師です。

解約の手続きをしてくれたのは、まだ20代とおぼしき女性です。
丁寧に対応してくださいました。
億万長者になって銀行のVIP roomで商談をしてみたいです。
2年以内に実現します。

「そんなことできるかよ。」
皆さんそうおっしゃいます。
しかし、やってみせましょう。
子供のため、妻のため、親のため。
このまま、Yゼミ三流講師でおわるわけには参りません。



雨宮処凛の「生存革命」日記  [本]

p2
しかし、別に「働くこと」が目的で生きているわけではない。
p8
そして若いからこそ根拠のない「万能感」がそれを下支えする。しかし、圧倒的、しかし、圧倒的に無力。どうしようもなく無力。学校では究極的に無意味な校則にしたがうことを余儀なくされるし、親に逆らったって所詮親の庇護ももとに生きているわけだし、そんな中でいくら自由なフリをしたって徹底的に不自由なことを再確認するだけだし、親の庇護から逃れたら逃れたで「生活」を維持するだけでいっぱいいっぱいで無意味に思える単調作業に「単純労働力」として従事するだけで疲れはててしまうし。
→今のうちの息子も、同じようなことを考えていると思います。
p31
ネオリベって何?
ネオリベラリズム、新自由主義。また、その侮蔑的表現。
p62
今の日本では、16分に1人が自ら命を絶っている計算です。1日でいうと90人。
p113
石原慎太郎都知事は「ネットカフェ難民」について定例会見で以下のように語った。
「ファッションみたいに1泊1500円のカフェに泊まって『おれは大変だ。孤立した』といわれても、もっと安い宿はある」(「朝日新聞 08年10月4日)
足も伸ばせないリクライニングチェアでつかの間の仮眠をとり(必ず腰痛になるという)、十分な睡眠をとれずに働き続けることのどこが「ファッション」だというのだろう。おまけに石原氏は「200円や300円で泊まれるところがある」と、いつの時代?ってな妄言を披露。
慎太郎は嫌いだっ。
p118
「高校を中退してから、いろんな仕事を転々としてきた。その中で、体に害がでるほど酒を飲まされたり、トイレに行きたいと言っても、だめだといわれたりした。周りに気を使い、反発を避けて我慢してきたが、希望する仕事には就けそうになかった。事務系の仕事に就きたかったが、それができずに不満だった。休みに外に出ると、自分をまったく違う生活をしている人ばかりで、ケラケラ笑い、ちゃかして、自分を厭な目で見ている。汚れていると思った。(後略)」

この本を読むと、自分なんかまだ恵まれていると思えます。
それにしても、底なしです。
日本はどうなるの?
呑気に地デジなんて言ってる場合じゃないでしょ。

「世界は感情で動く」マッテオ・モッテルリーニ [本]

p18
ヒューリスティクス heuristics
人が意思決定をしたり、判断を下したりするときに、厳密な理論で一歩一歩答えに迫るアルゴリズムとは別に、「直感」ですばやく結論を出す方法をいう。アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したときに「ヘウレーカ(EY-PHKA)」と叫んだことに語源があるとされる。経済学者トヴェルスキーとカーネマンは、「行動経済学」という概念を提唱し、多くの実験をとおして、人は確かな手がかりのないままにヒューリスティクスをとりがちで、そのために非合理的な判断や意思決定をすることを実証した。このことを「ヒューリステックスによるバイアス(偏り)」が生じるという。ヒューリスティクスには①典型的と思われるものを判断に利用する「代表性」、②日常的に簡単に利用できる情報で判断してしまう「利用可能性」、③最初に示された特定の数値などに縛られてしまう「固着性」がある。★ヒューリスティクスは、日常生活の多くの場合に有効だが、その性質上、トラップ(罠)が存在するので、このことを自覚することが重要である。

p33
ピーク・エンドの法則 peak-end rule
カーネマンが1999年に発表した「あらゆる経験の快苦は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる」という法則。

などなど、

買おうかな。

1600円+税 です。