SSブログ

「反社会学講座」パオロ・マッツアリーノ [本]

特に「ほーっ」と思った部分を書き出してみましょう。

物やサービスが安いのは、デフレのせいではなく、フリーターのおかげ。
 
若者はいつの時代も失礼でいいかげんです。

おじさんは、いつの時代も自分が使いこなせない新しいものを否定します。

時代によって悪役は、本→映画→テレビと変化した。

以上四箇所です。

物やサービスが安いのは、本当にフリーターのおかげでしょうね。
なんせ彼らは給料が安い。
で、その安い物やサービスを買うのも多くはフリーターの方ですよね。

テレビは悪役。
テレビは内容が最低。
ドキュメントとニュースくらいしか見る価値はない。
あとは、食い物かバカ騒ぎかレベルの低いクイズです。
こんな内容が毎日垂れ流しで、多くの国民はどんどんバカになります。
官僚の思う壺です。


「お金の味」金森重樹 [本]

p38~

国が推進する愚民化政策

孔子の論語、泰伯には、

「民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず」

という一節がでてきます。
本来の解釈が転じて「国民は施政に従わせればよいのであり、その施政の意味をいちいち国民にわかわせる必要はない」という意味で使われることが多いですが、これまでの国のやりかたは一貫して、この転じた意味での由らしむべし、知らしむべからずでした。
たとえば、消費税を外税方式から内税方式に変えたのも、国民に消費税の金額を物を買う際に意識されないように、情報を覆い隠す目的ですよね。

そして、消費税の金額を覆い隠す目的は、当然消費税引き上げの布石です。
(略)
では、サラリーマンに関係のある、国がやっているコソ泥とはなんでしょうか? それは、源泉徴収制度です。
(略)
この自分が払う税額の確定まで会社が行う年末調整制度は世界広しといえども日本だけですが、サラリーマンは年末調整があるために、税務署に行ったこともなければ、納税額を確認することもほとんどない状態になってしまったわけです。

..........................................................................................................................................................

なるほど、そのとおりです。
奇しくも、今日の「骨太方針」素案には、消費税引き上げが盛り込まれているそうです。

今の日本は愚民がどんどんどんどん増えています。
愚民があふれています。
たとえばテレビです。
あの内容を見て楽しめるというのはどういうことなのでしょう?
クイズ番組の、問題のレベルの低さといったらいないでしょう。
小学生の漢字テストみたいなものをやっています。
しかも、それに正解できません。
何も知りません。
漢字の読み間違えも多いです。
「積雪」を「せつゆき」と読んでいたりします。

偉そうなことは言えません。
うちの長男も愚民の仲間入りをしそうな状況です。
なんとかしなければ。

「リンゴが教えてくれたこと」木村秋則著 [本]

木村さんは、1967年の高校2年生時に工業簿記1級を取得されています。
木村さんは、1968年にすでにIBMのパソコンと対面し、「将来この機械に人間が使われる時代が来る」と思われたそうです。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
p3常識外れ、失敗から得た知識でやってきました。
p5私は自然から力を借りて生産をする農業に誇りを持っています。
p49農薬の使用が常識化してしまい、虫を知る必要がなくなりました。
p80「足りない、足りない、工夫が足りない」
p82女房には一カ月三千円しか渡せませんでした。
p86便器一個五百円で洗浄させてくれませんかとお願いしました。
p100自然栽培を始めて三十二年になります。当初は頭がおかしいとか、変人だとか言われるのを耳にしました。家族の支えを受けながらこの栽培をやりとげたことを誇りに思っています。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

常識外れの成功をする人は、初めは変人扱いですね。

木村さん、すばらしいな。
木村さんのリンゴ食べたいな。


3週間続ければ一生が変わる ロビン・シャーマ著 [本]

1.天職を見つける
2.考えているより実行する
3.最初の二十一日間を乗り切る
4・小さなことを考えない
5.好敵手を選ぶ
6.具体的で明確な目標を設定する
7.問題を前向きに再構成する
8.もっとリスクを背負う
9.慣習と反対の道を行く
10.逆境を受け入れる
11.トラブルを偉大な教師と見なす
12.変えられないことを心配しない
13.日の出とともに起きる
14.一時間早く起きてみる
15.一日のはじめにプラチナの三十分をもつ
16.一日ニ十分瞑想タイムをつくる
17.通勤時間を移動大学にする
18.時間を価値あるものに集中して使う
19.時間を効率的に管理する
20.睡眠時間をけずる
21.孤独になれる時間を確保する
22.腕時計をしないで一日をすごしてみる
23.毎週、安息日をもうける
24.心配休息をとる
25.日記ではなく、日誌をつける
26.あやまちから得た恩恵を書き出す
27.問題をリストアップする
28.弱点を自覚する
29.理想の隣人リストをつくる
30.自分専用の理事会を召集する
31.愛のむちを実践する
32.心が元気になるマントラを唱える
33.英知を与えてくれる本を読む
34.集中的な読書をする
35.心をふるいたたせる引用句を集める
36.眠っている才能を揺り起こす
37.仕事を愛する
38.自分の仕事にもっと高い価値を見出す
39.いま以上に自分の価値を高める
40.いちばんなりたい人物のようにふるまう
41.「ヒーローリスト」をつくる
42.「ゴール・カード」を持ち歩く
43.個人コーチにつく
44.話し方コースをとる
45.マスターマインド同盟を築く
46.視点を変え続ける
47.正直という哲学を身につける
48.失敗する勇気をもつ
49.気分を乗り越える
50.インスピレーションを重んじる
51.本能に耳をすます
52.謙虚になる
53.「日々の行動規範」をつくる
54.報酬だけではなく、プロセスを楽しむ
55.お金を使うときに感謝する
56.朝、新鮮なフルーツ・ジュースを飲む
57.もっと笑う
58.体という寺院を大切にする
59.「ニュース断ち」をする
60.沈黙の誓いをたてる
61.鳴った電話のすべてには出ない
62.魂のためのリクリエーションを大切にする
63.人を許して重荷をおろす
64.思考に向く環境をととのえる
65.やすらぎの場所を見つける
66.ミニバケーションをとる
67.自然と交わる
68.森のなかを歩く
69.散歩するときは目的をもたない
70.つねに本を持ち歩く
71.すべての本を読み終えなくてよい
72.創造性を刺激する本を読む
73.『モーリー先生との火曜日』はぜひ読む
74.音楽の力を享受する
75.ささやかなものを楽しむ
76.もっと写真を撮る
77.知らない人に思いやりを示す
78.「愛の口座」に預金する
79.相手を理解し、大切にし、尊敬する
80.きき上手・頼み上手になる
81.いらだちをコントロールする
82.いさぎよく「ノー」という
83.他人のせいにしない
84.お礼のカードを常備する
85.三人の親友を見つける
86.いい映画から学ぶ
87.わが子に楽しい時間をプレゼントする
88.いい親になる技術をみがく
89.家族で食事をとる
90.帰宅する前にリラックスする
91.子供を手本にする
92.記念日に木を植える
93.自分から運命を引き寄せる
94.冒険心を取り戻す
95.ライフ・ストーリーを書き直す
96.遺産記述書をつくる
97.よろこんでほかの人の手助けをする
98.無私無欲でほかの人の手助けをする
99.今日を最期の日のように生きる
100.自分の人生に目標をかかげる

振り返ってみると、ここ数年腹の底から笑ったことがありません。
明日死ぬと思ったら、、、、、こんな毎日を送っていることはできません。


「下流は太る」 三浦展 [本]

下流とは。
所得が低い。
意欲が低い。
面倒くさがり。

所得が低い人ほど太っている。つまり「下流ほど太る」ってことなんです。体型で階層がわかってしまう恐怖の「体型格差社会」です。
食べたいものを食べているのではない。テレビのコマーシャルで洗脳されているだけだ。
下流ほど安くて高カロリーなものを食べる。
金持ちはゴルフ、ジョギング、健康食。
高級スーパーのお客は痩せていて、大衆スーパーのお客は太っている。
バラバラな家族ほど子供がデブになる。
成績が悪い子供ほど太っている。
下流食生活の特徴。
皿に盛らない、一人で食べる、生ものを食べていない、食卓で食べない、食材が原型をとどめていない、片手で食べられるものが多い、電子レンジをよく使う。
昔は、貧しい人が痩せていて、金持ちが太っていた。
でも今や、裕福な人ほどデブは少なく貧しい人ほど太っている。
貧しい人は太ることで搾取されている。
安い賃金で働き、安く高カロリーのものを食い、肥満して体を壊す、医者にかかる金もない、という悪循環。」

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

予備校のクラスでも、基礎クラスにはデブが多いですね。
難関クラスだと、筋肉がついていてしまっている体の持ち主が多いですね。
クラスによって、体脂肪がどれくらい違うか?
データを取りたいですよ。

私は、一週間に40キロほど走ります。
走っている人を見ると、経済的に余裕がある方の方が多いような感じがします。
外見だけからの判断ですけどね。

「大家族」の番組に出てくる、親子ってだいたい太ってますよね。
コンビニの店員も太っている人が多くありませんか?

私の父方の親戚は、みんなだらしがなく太っているんですよね。
下流丸出しですね。

[下流は太るチェックポイント]
□年収(万円)が年齢の10倍未満だ
□未婚だ
□自炊をせず外食が中心だ
□食事の時間回数が不規則だ
□移動は車やバイクが多い
□面倒くさがり出不精だ
□食事は一人でとることが多い
□片手で食べられるものを好む
□生ものを食べていない
□セックスパートナーがいない

何個あてはまりますか?

「個人力」スーザン・マーシャル 「アメリカ人に負けないコミュニケーション術」ジョー・コンドリル ベニー・バウ [本]

「個人力」
p15成功するのに、必要なのは、~経験から学びとる力なのだ。
p69トラブルは多くの場合、理屈ではなく興奮や怒りという感情が直接的な原因なのである。
p143愚痴と言い訳はあなたをダメにする
p146簡単に「できない」といわない。

「アメリカ人に負けないコミュニケーション術」
p30語彙を増やそう 
「どんぴしゃりの言葉と、そこそこ当たっている言葉とでは稲妻と蛍ほどにも違う」
マーク・トウェイン
p32「えー」「あのー」で間合いをとらない
p37「人を説得するためにもっともよい方法は耳を用いること、つまり聞くことだ」ディーン・ラスク
p52「成功への秘訣は、目的を簡単に変えないことである」ベンジャミン・ディズレイリ
p54「頭にきたときには、話す(書く)前に10数えなさい。さらに頭にきたときには、100数えなさい」
トーマス・ジェファーソン
p57絶対論や一般論を避けよう
p62自分を例とって話そう
p64シンプルにしよう
「短いことばが最高だ。しかも昔から使われていることばならもっといい」
ウィンストン・チャーチル
p66「知れば知るほど、多くを語る必要がなくなるものだ」
p68ことばに対する相手の解釈を知ろう。自分の使うことばがどんなときに2つ以上の意味を持つかを知り、必要に応じて、その定義をしよう。
p76「単純化する能力とは、必要なことを雄弁に語らせるべく不要なものを消し去ることである」
p78「生きるために読書しなさい」ギュスターブ・フロベール
p80精神を鼓舞する本を読もう
p86姿勢をチェックしよう
p88微笑もう
p98否定的な感情を排除しよう
p102「どんな状況にあっても、いつも冷静で落ち着いていることほど人を有利に導くことはない」トーマス・ジェファーソン
p105笑おう自分を笑い飛ばすこと。笑うとき人の体内にはストレスを和らげる効き目がある物質(エンドルフィン)が放出されている。笑っている人に対して周囲の人は好ましく近づきやすい人物だという印象を持つ。
p108相手を見下すような態度をとらない
p109人を傷つける可能性のあることは口にしない

---------------------------------------------------------------------

今「笑う」ことができない。
分かっているけどできない、ではないんです。
本当に「笑い」の重要性が分かっていないからできないのです。
分かっていないからできないのです。
笑え
笑え
笑え
笑え
笑え
笑え
笑え
笑えオレ!

日本を滅ぼす「自分バカ」 勢古浩爾  [本]

p54 我と汝―相手によって言動を変える
 日本語の一人称には「わたし」「ぼく」「おれ」「自分」「うち」がある。そして二人称には「あなた」「きみ」「おまえ」「さん」「様」「あんた」「貴様」「おたく」「自分」「てめえ」「おめえ」(限定的だが「おのれ」「おまえさん」「おんどれ」など)がある。わたしたちはこれらの人称を、それぞれの関係において臨機応変に使い分けなければならない。
 わたしたち日本人はこの一人称を自分の自由に使うことができない。社会的に許されないのである。平社員が社長相手に「おれ」ということは絶対にありえない。親に向かっては「おれ」といえても、部活の上級生に対しては絶対に言えないのである。だが英語ならすべて「I」である。

p134 サマセット・モームの半自伝的小説『人間の絆』の舞台は、いまから約百年前のロンドンである。主人公のフィリップ・ケアリは、「他人の目に自分がどう映るかで自分を評価する傾向」がある青年である。からは都会の孤独に身をさらして嘆息する。
 日曜日の過ごし方が問題だった。(略)日曜日は寝坊し、曳き船道に沿って散歩するしかなかった。(略)町を行く人々を眺め、その人たちに仲間がいるのを羨ましく思った。あの人たちは幸せなのに、自分ひとりみじめなので、羨望が憎悪に変わることもあった。大都会でこれほど孤独を味わうなど、夢にも想像したことはなかった。
(『人間の条件』)
 洋の東西を問わず、時の古今を問わず、たいていの若者が、いやほとんどの人間が、陥る意識である。わたしにも明確に覚えがある。若いころには、なぜどいつもこいつもカップルなんだと思った。みんななんだか楽しそうではないか。ああ、あの人にもするべき仕事があるんだ。だが俺には仕事がない。かれらにくらべて、おれは、おれは、・・・と自分のなかに落ち込んでしまう。自分を「みじめ」「孤独」という言葉で追い込んでいく。

p163 作家の今野敏は、ある小説の中で、主人公の刑事にこのように言わせている。
「少年少女が荒れる原因のほとんどは、両親の不仲だ。あるいは、両親の無責任・・・。若いころに無責任な生き方をした連中が大人になることを拒否したまま結婚をする。子供同士の結婚には、相手を許す寛容や相手を認める努力が不足する。夫婦は互いに自分の主張だけをぶつけあう。その結果、離婚し、子供はグレル。子供は親同士の会話を聞いて育つ。家庭内に十分な会話がないと、子供たちは、別な場所で言葉遣いを覚えてしまう。両親の会話は、豊かで理性的でなくてはいけない」(『リオ警視庁強行犯係・樋口顕』)

p228 それでもまどろっこしいというのか、「1日30秒」で「新しい自分」をつくる、が出現し、ついには「1秒!」で「財務諸表を読む」、「1秒」の「整理術」、「1秒」で「彼を夢中にさせる」が出てきた。効果の謳い文句も「年収10倍アップ」する、「効果が10倍アップ」する、「10倍速く本が読める」となり、きわめつけは「人生どんな問題も解決する」。もういいたい放題である。現代人が、いかに短期間で、ゼロリスク・ハイリターンを求めているかの表れであろう。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ゼロリスク・ハイリターンを狙う、、、、、なるほどね。

「自分を磨く方法」アレクサンダー・ロックハート著 [本]

p77 世の中を動かそうとする者は、まず自分を動かさなければならない。―ソクラテス

p84 絶対に、絶対に、絶対にあきらめるな。―チャーチル

p85 昨日の自分を超える努力を継続するなら、成功者になるのは時間の問題だ。

p90 いったん習慣が身につくと自動的に反応するようになり、それについてあまり考えなくなる。

p94 大切なのは、自分が悪い習慣を持っていることを認め、それを変える決意をし、その決意を実行することだ。

p100 自尊心を高めるための九つの方法

1 学び続ける。
2 友人を注意深く選ぶ。
3 スキルを磨く。
4 自分を変える。
5 自分に対してポジティブに語りかける。
6 思いきる。
7 冷静になる。
8 現実的になる。
9 運動をする。

p104 時間管理とは、要するに人生を管理することなのだ。

p108 もし働くことが楽しくないなら、変化を起こすべき時かもしれない。     
     もし働くことが楽しいなら、最高の状態で働くようにしよう。

p127 成長するためには、自分が慣れ親しんできたものを捨てて、未知のものを追い求めなければならない。

p130 多くの人が人生で失敗するのは、能力や知識、勇気が足りないからではなく
、明確な目的に向かってエネルギーを注がないからだ。


p108!


「ウェブ時代5つの定理」 梅田望夫著 [本]

p9
しかし素晴らしい言葉にはそう簡単あには出会えません。~とにかく数当たることが何より大切で、大量の言葉に接することなしにはこの勉強法は成り立たないので、このことに費やす「時間の優先順位」を高くして、たくさんの時間を何とか捻出してきました。
毎朝四時とか五時に起きて何をやっているのか」、「一万冊以上の本を集めて、どうやって読むのか」とよく尋ねられるのですが、私はここ十数年、莫大な時間を投資してこのことをやり続けていたのです。

p16
if frustration is grater than reward
and greed is grater than fear of failure
and a new technology/product is possible then
begin
exit(job);
get(tools to write business plan);
write(business plan)
get(venture capital);
start(new company);
 ...

もしフラストレーションが報酬より大きかったら、
そして、失敗や恐れよりも欲のほうが大きかったら、
そして、新しい技術や製品がつくれるのなら、始めよ。
(仕事を)辞めよ、
そして(ビジネスプランを書く道具を)揃え、
(ビジネスプランを)書き、
(ベンチャーキャピタルから)資金を集め、
(新しい会社を)始めるのだ。―ゴードン・ベル

p25
if you cannnot imagine doing else other than your startup,
do the startup.

スタートアップ(起業)すること以外何も思いつかないなら、
スタートアップせよ。―ロジャー・マクナミー

p191
実際グーグルの社員は、IQが高くて頭の回転が抜群に速く、なおかつ興奮している感じの人が多い。さらにグーグルは、ph.D(Doctor of Philosophyの略、博士号のこと)を持つ人材を採りたがります。なぜなら博士号を取得した人は、一つの物事を考え続けることに長い期間コミットした経験をもち、知的能力に優れていることが証明済みです。そして徹底的に対象を分析し、計量的に数値を取り、それをもとにして論理構築をする訓練を積んでいるからです。

p194
「すごい」だけじゃ不十分だ。
いつも期待されている以上の結果を出せ。
グーグルは「(誰かと比較して)ベストである」ことを
到達点とは甘んじない。それはあくまでも出発点だ。―グーグル10カ条の10

p259
自分がやらない限り世に起こらないことを私はやる。―ビル・ジョイ

I try to work on things that won't happen unless I do them . ― Bill Joy


「超具体化」コミニュケーション実践講座 小宮一慶著 [本]

p43 
「理解は偶然、誤解は当然」

p46
話を聞いてもらいたいなら、まずは相手の話をきちんと聞く。

p48
タクシーの運転手さんは一般的に、一時間で三〇〇〇円程度稼ぎたいと思っています。

p56
人に話を聞いてもらうための実践ポイント
●普段から挨拶する(こちらから声をかける)
●ニコニコしている(和顔愛語わげんあいご を心がける)
●面談はアポイントをとる
●人それぞれ価値観が違うという前提を持つ
●「理解は偶然、誤解は当然」と思ってはなす
●タクシーに乗ったら運転手さんと話をする
●人に対して真摯な関心を持つ

p61
具体化して道筋をつけてあげる

p62
「がんばれ」ではなく「朝から3件まわれ」という

p63
「がんばれ」という言葉には具体性がないからです。

p64
すぐに行動に移せることに落とし込むことが「具体化」
人を動かすための「具体化」にはコツがあります。
目的を達成するための「次の一歩」を明確にすることです。

p68
具体化のポイントは難しくありません。
言われた人がすぐに行動に移せるように落とし込むことです。

読んで気づいたこと。 勝間氏の本は、上記のような具体性がありますよね。 だから、読んだ人が動くのか。

p81
「本当?」「なぜ?」「それから?」で具体化する

p88
「本当?」「なぜ?」「それから?」「どれくらい?」
必ずたとえ話をする

p98
数字は究極の「具体化」なのです。

p169
人望や人徳を得る努力を
最後に私が講演やセミナーをするときに使う、あるテクニックをご紹介します。
長い講演だと、聴衆の集中力が切れてくることがあります。そこで、ゲームのようなことをしたり、質問をしたりして、気分転換をしてもらいます。ここでご紹介するのは私がよくやるゲームの一つです。
まずは、このように言って、聴衆に手をあげたりおろさせたりします。

「右手を上げてみてください。もうすこし高く。はいおろしてください。」

そうするとほとんどの人は手をあげてくれます。そして私はこう質問します。

「皆さんはなぜ右手を上げたのですか?」

聴衆の一人を当ててみると、怪訝な顔をしながら大体こういう答えを返してきます。

「小宮さんが右手を上げてくださいと言ったからです」

そこで私はこういいます。

「では、いつも皆さんが利用する駅を思い浮かべてください。もし改札を通ったところで、私がその改札機を通る人に向かって、右手を上げてください、と言ったらあげますか?」

ここで聴衆たちがちょっとざわめきます。さらに続けます」

「あげませんよね。あの人ちょっと頭がおかしいんじゃないか、くらいに思って、無視するでしょう。ですから、私が右手を上げてといったからあげたという答えは、正しくもあり、間違いでもあるわけです。」

そうなのです。私の講演を聴いている人たちが手を上げたのは、私が講師だからです。「講師」という肩書きが、右手を上げさせたのです。この肩書きのことを心理学では「権威」と言います。

このゲームには続きがあります。

「ではもう一度、試してみましょう。今度は左手を上げてください」

もちろん、誰も手を上げません。「もうだまされない」という気持ちがあるからです。肩書きだだと、一回だまされると、もう二度とだまされないぞと思い、人は動いてくれないのです。会社なら上司の肩書きがあれば人は動きます。給与を払ったり、人事権があるからです。でも、本心で動いてくれるかどうかは分かりません。

相手の心理バリアだの、バリューだのインパクトだの考えなくても、えらい人は話を聞いてもらえます。でもそれは肩書きのなせるわざかもしれません。社員、部下、取引先は、力関係で動きますから、自分より立場が上の人と話すときは、とりあえず聞きます。しかし、それがなかなか行動につながらない、つながったとしても、本気で動いてくれないとしたら、それはとりあえず聞いたふりをしているだけだからです。

つまり、どんな立派な肩書きのある人でも、相手の立場にたって、相手のバリューを考え、相手のレベルで話さなければ、人を動かすことはできないのです。肩書きだけで人を動かそうとすると、動いたフリをするだけなのです。

逆に、その人が相手のことを考える、本当の意味での人望や人徳のある人なら、肩書きや年齢、性別など関係なく、それができれば、人は動いてくれるということです。

残念ながら私は人望や人徳を身につける方法を知りません。知っていればもっと人望や人徳のある人になっていると思います。

ただし、大切なことは、人望や人徳をみに付けようと思うことです。思っていると、0.1歩ずつかもしれませんが、それに近づくことができるでしょう。いつも、人望や人徳を身につけたいと思って、毎日を過ごし、行動することが大切です。


使えそうな話です。